神目箒とは「ホーリーバジル」、「トゥルシー」の和名。バジルの一種でシソ科メボウキ属に分類される薬草です。背丈は半年ほどで40〜70cmほどに成長し、花と葉からは豊かな香りが広がり、日本では一年草扱いで毎年の植え替えが必要とされます。
インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」においても、健康とあらゆる病氣の為の薬草として崇拝され、5千年以上にわたり使用されてきました。サンスクリット語である「トゥルシー(トゥラシー)」は”比類なきもの”の意味があり、ヒンドゥー教では女神ラクシュミの化身とされ、聖なる植物として崇められています。死神を寄せ付けず、あらゆる病氣と災いから家を守る効果があるとされることから、現在でもインドでは、多くのヒンドゥー教の家庭や寺院の回りには沢山のトゥルシーが植えられていて、家庭の健康と平和を祈り、その葉を食するのです。
そして神目箒は、「アダプトゲン」の1つです。アダプトゲンとは、「副作用がない(無害)、様々なストレスに対しての抵抗力を高める、体調(生理機能)を整える」という3つの条件をもった薬草のことを示します。世界には50万種類の植物があり、その中でも重要な薬草が5千種類です。その中の25種類がアダプトゲンとして認められた薬草で神目箒はその代表的な植物です。
そして「ホーリーバジル」は草類の中で最もオゾン層を発生させる植物として知られています。