Nigel Cabourn
ナイジェルケーボンの定番スタイル、ブリティッシュ オフィサーズシャツ。1940年代の英国士官が着用していたシャツをベースにデザイン。前立てが第5ボタンの位置で終わり、大きくカーブした左身頃が続きます。前立てを持たない第6ボタンは、共地のパーツによって補強されています。シャツの着用方法がパンツインが主流だった頃に機能性優先で現れたデザイン。ミリタリーシャツである以上、急な動きや大きな動作は避けられません。また長時間着用したままの状態も考えられます。当時のシャツは、頑丈さを優先させ、極めて厚手の生地で仕立てられる事が多くありました。一枚の部分は問題ないのですが、前立ての部分などは、枚数の生地が重なる事になります。パンツインした場合、この部分がごろつき、動きを阻害するのを防ぐために、前立てはパンツインの直上で終わっています。その下から大きくカーブした部分は確実に体をカバーし、激しい動きでもパンツから裾が飛び出すのを防ぎます。はだけた生地が行動の邪魔にならない様に考慮されると共に、規範に厳しいミリタリーウェアらしく、だらしない格好にならないよう考えられたデザイン。オックスフォードの定義は、経、緯の両方、あるいはいずれかが2本引き揃えてあること。本ファブリックはビンテージの生地を蘇らせたスペシャルファブリック。経糸は細番のコマー単糸。コーミングを付加することにより、微細な異物、奇形繊維、短い繊維を取り除き、上質なステープルだけを撚糸した糸。毛羽が少なく丈夫で、肌触りもなめらか。緯糸は太番の超長綿。スーピマコットンとサンフォーキンコットンを混合し、素晴らしい艶と弾力性を確保。経糸に対し、緯糸が極端に太番であるため、緯方向に自然なストレートムラが発生しており。それがファブリック全体に自然で豊かな表情を与えています。上質なコットン繊維だけが持つナチュラルな輝きをもったナイジェルケーボンのブリティッシュ オフィサーズシャツ。
1949年イギリス生まれ。 17才でニューカッスル・アポン・タイン大学のファッション学科に入学。 ファッションキャリアのスタート地点に立つ。 カレッジの最後の年に自らの会社"CLRICKET CLOTHING LTD."を起ち上げる。 3年後にはパリで行われたメンズウェアショー"S.E.H.M"に出展。ハリス・ツイードを使ったコレクションを発表。 本格的に海外への展開を開始。 1996年ロンドンのコベント・ガーデンにNigel Cabourn一号店をオープン。 ナイジェル・ケーボンのコレクションは現在ふたつのラインで展開されている。 ひとつは日本で生産されている。"Main Line メイン・ライン"。もうひとつがイギリスのメーカーで可能な限りイギリス産の生地を使って生産する"Authentic Line オーセンティク・ライン"である。 どちらもナイジェル自身によるデザインとなっています。
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