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商品 / 全てPHAETON
Coat / Isabella Stefanalli - Virginia - Coat - C5 - Abbraccio/Heavy Twill/Spina Blue/Aran Knit Opal
Pants / OLD JOE ★★★ - EXCLUSIVE SPRIT POCKET TROUSER (SCAR FACE) - NATURAL
Knit / humoresque - BOUCLE TURTLE - GRAY×BLACK (Leto)
Pierce & Necklace / Mariko Tsuchiyama
Shoes / FEIT ★★★ - EXCLUSIVE BI-COLOR CEREMONIAL MID HEEL BOOTIE - GRAY
Belt / DEEP POCKET LONG RING BELT TYPE-1 - NATURAL
Styling : Masumi Sakamoto
Model:Yu Hirukawa
Hair&Makeup : Megumi Kato


Isabella Stefanelli season XI for PHAETON
“Twogether”

Twogetherというコンセプトについてですが、いくつかの自分(イザベラ)自身の考えやヴィジュアルのイメージが基になっています。 どちらが先なのかと問われると、現時点ではどちらでもなく自然と、と言うほかありません。 コンセプトにつながる個人的な感情としては、Covidと言う困難を経て人々が一つになりたいという意志、事実私たちは皆一緒なんだと言う安心感、 また自分自身の内面に潜む2つの自分を発見すると言う個人的な体験、そしてたとえ自宅に閉じ込められていても私たちは他人を感じられると言うことが挙げられます。 さまざまな生地やヤーンのデザインを通じて、私たち自身の心の形や人々の持つ考えを視覚化することを目指しました。 なので、タイトル自身が私たちが経験したことへの悲しみ、そして人と人が再会する旅路を表現するストーリーテラーでもあります。



Coat / Isabella Stefanalli - Virginia - Coat - C5 - Abbraccio/Heavy Twill/Spina Blue/Aran Knit Opal

Warp A

(ワープ/縦糸に使われているリネン素材が、ナチュラルダイにて、濃いベージュ、薄いベージュ、無染色に染め分けられて規則的に配置されている。主にアウター、jkの素材感) Abbraccio|(2人の、または世界とあなたの抱擁)濃い暖かな色目と震えるパターン

Knitwear

ニットはアラン諸島に伝わる伝統的なフィッシャーマンニットをベースに。 寒い海の上で得る暖かな感情。女性たちが旦那さんへ手編みするプルオーバー。働き手をケアする人生は、私の魂の一部です。

私はより気持ちの良いものを欲しかったし、そのために英国の古い街を旅しました。 そして遂に心に響く小さな店を見つけ、私はゆったりとしたプルオーバーとヨウジさんへの小さなニットジャケットを買いました。 編み立てとアラン諸島伝統の柄は感情に語りかけ、それぞれに意味を持っています。 またある意味私自身の生地とも関係性を見出すことができるし、その関連したアイディアを生地作りに活かしました。 今回のニットコレクションはより厚手で、気持ちの良いものに仕上がっています。 私はかなり大きなサイズの古着のアラン編みのプルオーバーを持っていて、それを冬の間中頻繁に着ていました。 シェトランドウールは少々の雨は弾くので、英国特有の小雨模様には最適な一枚で、よく友達にそれで寒くないの? と聞かれていましたが、その度に全然大丈夫、とても暖かいですと答えていたものです。

私はアラン編みや柄の入ったニットが大好きなので、 自分の生地デザインから抜き出したパターンを使って独自に編み立て柄を開発し、 それを今回のニットコレクションに使っています。

襟やリブ、ボディの一部には私の千鳥格子柄から転用したデザインを用いた仕様を用意しましたが、 私が鉤針編み使用のデザインを起こしたのに対して、ニッターが当時丸編み棒で製作した関係で、ニッターが仕様を読み違えています。 またニッターに幾つかのテーラリング生地を連想させる編み地を探すのを手伝ってもらいましたので、 すでに現存するアラン編みのデザインからそういう編み立て柄を取り入れたりもしています。

私は幼い頃に編み物をしていましたし、刺繍もしていました。 なので自分が基本をわかっていると思っていましたが、今はそれを異なる面から見ています。 というのも自分の機織りの経験から柄の動きが読めるようになっているので、基本とは異なる方法で発展させました。 つまり自分にはすでにもう一つの視点が備わっていて、自分が編み立てのデザインを出来てしまう事にとても驚きました。 編み立てと機織りはそれぞれが異なる言語を持っていますが、私はそのどちらも愛しています。

ニットウェアのパッチワークはもちろん生地と同じように、Twogetherのコンセプトを象徴するものです。