シグネチャーアイテムのダブルブレステッドサックジャケット。デザインインスピレーションとして1920年代頃のアーティストやジャズマンたちのユニフォームがベースとなっています。ラペルの返り位置やボタンのバランス、ポケットフラップのライン、パットを排したコンフォートナローショルダーなど、クラシカルなディテールが詰まっていますが、快適に過ごせるようにと設計された、低めのそで山、ウエストシェイプの弱いAラインシルエットはワークウェアのように軽く羽織っていただけるユニフォームと言えるでしょう。またオリジナルで製作したシルクリネンのサマーツイードは、ほのかな光沢とざっくりした組織感が特徴的で、とても贅沢な表情を持っています。

HERRINGBONE (BEIGE)のマテリアルはリネンシルク崩し杉綾ツィードで、フランス(ノルマンディー地方)の原料を使用したリネンと紬糸を交撚した別注糸を使用し、組織はへリンボンベースの変わり織りを採用。サンドカラーはトーン違いのリネンとシルクの組み合わせから成り、表情感に富み、紬糸のネップ、リネンの糸節といった天然素材ゆえの不均一性が適度な意匠効果となっています。